top of page
検索

介護者のフィジカルメンテナンスその2

  • human-life9
  • 2024年5月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年7月3日

介護者が直面する問題として、支援の内容と同様に、自身の身体のメンテナンスが挙げられる。

腰痛をはじめとする、故障や怪我はつきものでもある。


若い頃は、身体の酷使にも耐えられるだけの体力や持久力もあり、蓄積しているダメージも少ないであろう。多少の無理はきくイメージだ。

ところが、業務を重ね、年を重ねるにつれ、体力の低下やダメージの自覚の頻度は、顕著になっていく。


意識上は取り繕っていても、自身の身体は、真実の叫びを上げているものだ。


これからは、まるでアスリートかのような、細やかな身体のメンテナンスは、大切になってくるかもしれない。


施設介護では、多くの利用者に対応せねばならないし、訪問介護では、限定された空間で、限られたポジションで支援せねばならない。


知らず知らずのうちに、身体が侵蝕されていくため、自身との対話が必要となっていく。


人間、うまくいっているときほど、気が付かないことが多くものだ。

故障が出たり、無くしてみて、初めて狼狽し、その重要さに気づく。


「水と安全、健康は、失ってみて初めてそのありがたみに気づく」とよく言われる。

うまくいっているように見えて、見直してみたら、それは自分の思い込みだったこともある。


いわば、幻想と現実とは紙一重なのだ。


身体のメンテナンスのやり方も、現代は多種多様存在し、その中から自分たちで選択していかねばならない。

有料のものも、無料のものも、ある。


他者を支援しようと思ったら、まずは、自身の身体も支援していかねばならない。

「身体が資本」というならば、真に投資すべきは、有価証券や各種ギャンブルではなく、自身に対してであろう。


「守る」以上に、「護る」意識を。

優しい業界になればと切に願いたい。


 
 

最新記事

介護事故との向き合い方

最近、立て続けに、施設の入浴介助時に、事故が起きたニュースを目にする。 いわゆる、お湯の温度が高すぎて利用者が被害を受けたケースだ。 そんなことはありうるのか、とも思うが、これには複雑な要因が螺旋の様に絡んでいるとも思う。 対応していた職員は、1人のこともあれば、3人の時のケースもあった。 3人もいたのに、お湯の温度確認もしっかりできなかったのか、とも心にうかぶ。 詳細な情報までは分からないが、推

 
 
一緒に働いてくれるヘルパーさん、募集してます。

現在、ヒューマンでは、①登録ヘルパー 5名 ②社員2名 を募集している。 これを見て、少しでも興味があるなら、直接会社に連絡がほしい。迷っているより、まずは行動しよう。 ①登録ヘルパーに関しては、年齢制限はなし。 おだやかに、節度を持って働ける方であれば。...

 
 
bottom of page