コーヒーの効能
- human-life9
- 2 時間前
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師走も押し迫るころ、寒気も押しなべて強くなっている。
寒さが深まると、温かい飲み物がほしくなる。
コーヒーはその代表だろう。
訪問介護先の高齢者の人たちも、おしなべてコーヒー好きが多い。
お話を通じて新しいコーヒーの知識が入ってくるのも一興だ。
だいぶ舌が肥えている方もおられ、その知識の壮大さに、こちらも舌を巻く。
最近は、気軽にコンビニなどでも、コーヒーマシンで本格的なコーヒーが飲めるようになっている。
通信販売など、ECサイトでのビジネスも盛んだ。
コーヒーの効能としては、高血圧や肥満を抑えたり、ガン予防などにも効果があるらしく、健康によいというイメージだ。
ただ、1日に2、3杯を目安にすべきらしく、飲み過ぎは逆効果。砂糖やクリーム、シロップは入れず、ブラックのままがよいらしい。
その昔、はじめて日本にコーヒーが伝わった時には、コーヒーは薬局で売られていたようだ。
「薬膳感」は、たしかにその形を残しているといっても過言ではない。
コーヒーそのものもよいのだが、着目すべきは、それを提供する環境ではないか。
レトロな昭和感のある喫茶店は、高齢者のみならず、若者にも人気らしい。
有名チェーン店の清潔な環境ではなく、内装やマスターに年季が入っていて、どこか味のある喫茶店で飲むコーヒーは、より格別なのかもしれない。
コーヒーに、環境という「付加価値」を加えることは、サービス業の至高である。
形のないサービスである、介護サービスの付加価値とは、果たして何であろうか。
コーヒーと同じように、これからの高齢化社会、介護の質・効能・付加価値について、あらためて課題を突きつけられた今日このごろである。
