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書類の煩雑さと格闘

最近になって、公的書類など、業務で作成する機会が増えた。

以前までは手書きであったものが、電子上で記入することも増え、印鑑も一部で要らなくなるなど、よりデジタル化が社会で進んでいるのが実感できる。


チャットGPTなど、AI型ツールも徐々に浸透し、より便利さに拍車がかかってはいる。

それら、福祉の分野においても同様だ。


一方で、これらデジタル化についていけないと、ある種の疎外感を感じ、おいてけぼりになる感もある。


たしかに、最近は高齢であっても、障がいがあっても、巧みに使いこなせる方もいる。

後天的に努力に勉強をしたら、十分追いつけるのかもしれない。


ただ、生理的にデジタル化が受け付けにくい人もいるだろうし、デジタル・ネイティブ化している若い世代にすべて任せようとする人もいる。


賛否両論あるが、いまの時代は、アナログもデジタルも使い分けしていくのが正解なのだろう。


紙ベースの書類は、正直、煩雑である。

ペラペラな無機質な物体だが、蓄積してくると、結構かさばるものだ。

シュレッダーにかけていくのも、単純作業であるが、煩雑さには変わりない。


しかしながら、視点を変えてみると、紙ベースで書類を見てみたら、パソコンの画面で眺めるよりも俯瞰できる分、意外と理解しやすかったりする。


同じ情報なのだが、毎回、新鮮に感じるのだ。


これは、接する人間に対しても言えるだろう。感じが悪くみえても、別の角度から見てみると、良い人だったりするのだ。


だから、人だけは、デジタル化してしまってはいけたいのかもしれない。


人に対して煩雑になりすぎると、不和や争いにつながる。


このまま進化が続くと、果たして人類はどうなっていくのだろうか。


紙や書類の煩雑さに忙殺されている現在は、視点を変えてみると、もしかしたら、人間味ある幸せな状態なのかもしれない。





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