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ヘルパーの移動中には危険が付き物

  • human-life9
  • 2024年8月26日
  • 読了時間: 2分

台風が近づくニュースが出るたびに、移動時の不安が生じるのは、いつものことである。


晴天時は、移動時が心地よいことも多いが、荒天時は、また様子が変わるものだ。


いつもと、流れていく画像が変わる。


モノクロの視点となり、視覚も見えない部分が増える。


加えて、気持ちに余裕がなくなり、精神面にも影響が出ることもある。


否、晴天時も気が抜けず、強烈な太陽光で前が見えず、移動時は四苦八苦だ。


バイクや、自転車でも、それぞれ別の不安がよぎる。


さらに、最近目につくのは、交通マナーの悪さだ。

特に高齢者が多い気がする。横断歩道のある箇所をわたらず、いきなり道幅の広い道路を横切るのだ。


手押し車で、車道をゆっくり渡り、自動車を停まらせている光景を何度も目にした。


赤信号でも、気づいてないのか、平気で横断してきたりする。


ぶつかりそうになると、逆に怒鳴ってこられることもある。


皮肉にも、高齢者介護のヘルパーが、別の高齢者の交通マナーにも気を使って移動しなくてはならない。


無論、絶対に事故を起こさない方法は、ないのかもしれない。

ただ、ひとつ、ヒントがある。


それは、「心でする運転」を心掛けよと。


単なるハンドルさばき技術が、運転ではない。

他者に、積極的に道をゆずること。

自分が優先でも、相手にゆずること。

変に目くじらを立てぬこと。

煽らず、あせらず、

総じて、気持ちに余裕を持つことが大事。


ハンドルも、メンタルも、心にあそびがあれば

なおのことよし。


雨天で画像がモノクロでも、心はカラフルに保って移動に勤めるべし。


これらを守れば、事故も減るのではないか、との私見だ。


移動がつきものの業務には、自分が転倒する危険も、人に怪我させる危険も伴うのも事実。


ただ、自分があやうく移動中に、ぶつかりそうになったあの高齢者は、巡り巡って、いつか自分の未来の介護サービス利用者になる可能性もある。


移動中でも気を抜かず、心の人間性を保ちたいものだ。

 
 

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